LastUpdate, '04/04/23
コマンドラインから「emulator.exe -Xdescriptor:*.jad」で直接エミュレータを起動可能。便利です。

結局のところ「javac -target 1.1 -encoding SJIS -g:none -O」が私の知るところでは一番のコンパイルオプション。

目次(予定)


Vアプリのライブラリバージョンについて

Vアプリ(旧Javaアプリ・Vodafone[=J-PHONE]のケータイ向けJavaプラットフォーム)は、 2001年11月に公開されて2002年3月から順次発売された5x機種(パケット機種)にて動作させることが可能になった。 それ以前は、公式契約を行った法人のみが開発を行える状況だった。 で、2003年10月にJ-SH53移行の機種向けの拡張されたものと以前公式契約法人のみが開発可能だった機種向けの仕様が公開された。 ここでは、これらの違いについてさらりとふれておく。

C4型
初期のVアプリ(Java)アプリで公式契約した法人のみに公開された仕様もしくはそれのターゲットとするプラットフォームで、0x機種のVアプリが該当する。 MIDPとJSCL1.0ライブラリで構成される。
P4型
5xのパケット機種が発売されるときにそれらの機種向けのプラットフォーム・仕様とされたもの。MIDPとJSCL1.1ライブラリで構成される。
P5型
J-SH53機種以降向けのプラットフォーム・仕様であり、拡張されたライブラリJSCL1.2を持つ。

2003年10月より上記3種類すべての元にて一般クリエータがアプリを作れるように仕様が公開された。 ただしVodafoneのJavaでは一般クリエータは自由にアプリを配布することはできず、コンテンツアグリゲータと呼ばれる団体・サイトにてアプリの正当性がチェックされそれにパスしたもののみが公開される。 チェックといってもアプリの質とかまで問うあまり厳しいものではなくて、アプリが仕様に沿って作られているかどうかあたりのみを見る。 また一部つっこんだ機能を使う場合は「オフィシャル登録」(きっちりした契約を交わす・現在無料)をする必要がある。(登録する必要あるアプリ一覧アプリゲットより)

C4型(=JSCL1.0)とP4型(=JSCL1.1)はライブラリの持つ機能はほぼ同じで、5xパケット機種向けに一般クリエータに仕様が公開される時に一部メソッド・仕様をより使いやすくした程度のもの。 つまり移植は楽。これまでの一般クリエータはP4型(JSCL1.1)を作ってきたが、新たにC4型(JSCL1.0)に対応させる処理はさほど難しくない。互換対応のための書き直し関連項を読んでくれ。 P5型(JSCL1.2)は仕様が大きく拡張され、データフォルダ・メール関連・アドレス帳・カメラ・バーコード・赤外線・カメラなどの機能を扱えるようになった。 またJSCLライブラリは下位互換があるため、(2003年10月現在)JSCL1.0ライブラリのみで作ればすべての端末で動作させることが可能。 V601SHより、JSCL1.0ライブラリの一部ResourceOperator/ResourceOperatorManagerが使えなくなっている模様

JSCL1.0.1/JSCL1.1.1/JSCL1.2.1はそれぞれ、JSCL1.0.0/JSCL1.1.0/JSCL1.2.0のものに「シリアル接続」対応させたものらしい。つまり、通常はあまり気にしなくてよし。


互換対応のための書き直し関連

P4型(5xパケット機種向け)のアプリをC4型(0x機種)向けに移植するのはさほど難しくない。たいていの機能がほぼそのまま別クラスとして存在するため。 以下では主だった注意点を。


J2ME/MIDP プラットフォームらへん


JSCL(J-PHONE/Vodafone向け拡張ライブラリ)らへん


実機とエミュレータらへん


外部リンク


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